夕焼けロケットペンシル 2巻

夕焼けロケットペンシル 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
夕焼けロケットペンシル 2巻
あさのゆきこ
メディアファクトリー

ニート父に代わって、孤軍奮闘文具店を切り盛りする小学生サトミ。

小学生の女の子が、
自分の家の文具店を閉めてしまわないようにと
仕入れから店番まで一人でがんばるお話。
出て行ってしまった母を待つため、
ネトゲばかりやっててグダグダな父の代わりに
一生懸命店を維持しようとがんばる健気な姿、
そして、数少ない店の常連さん、慎也への
淡い恋心が、
今巻も、切なくも温かく描かれている。
特に、父親の
普段のぐうたらした姿の裏に隠された
寂しさのようなものが1巻以上に描かれていて、
サトミ以上に辛そうに見えてしまうな。
こうなってしまった父にも
ここに至るまでいろいろあったんだろう。

サトミも、店を切り盛りするようになって大変なことだらけだったけど、
慎也や大村さんたち良い大人にもめぐり合えて
何とか店も回るようになって、
後は、お母さんが帰ってきてくれれば、という感じであったのに、
父の出したコアな人向け文具本のために
店に変な客、悪い客がやってくるようになってしまって、
今までの閑古鳥が鳴いていた頃とは違う意味で
文具店が大変なことになってしまい。
がんばれば何とかなる、という状況ならともかく、
要領を身に付けていないとどうにも立ち行かない、というのは
小学生の女の子にはつらいわな。
見ていて、どんどんかわいそうになってきちゃって。
好きな男との時間も過ごせてるし、
みんなから大事にされてかわいがられるという意味では
HON屋さんと一緒なのに、
サトミは不憫に感じちゃうなあ。

この父娘だけでなく、慎也も、エビスも、
ハートフルなエピソードがそれぞれ描かれているけれど、
幸せな日々の中
自分の想いが叶わない、届ききらないがゆえ
何かが足りない感じになっているところも
この作品の味。
ハッピーエンドなエピソードも多いのに
何かしんみりしちゃうんだよね。

話が進むにつれて、どんどん
せつなく寂しくなる展開の中、
むっすり大村さんの笑顔だけが
唯一の救い。
笑っただけで雪や雹が降ると言われちゃうほどの
仏頂面な人だけど、
詐欺男やイライラ客のせいでサトミがパニクってるときには
とっさに助け舟を出してくれたりする優しいところもある大村さん。
サトミたち父娘からいろいろなことをしてもらったおかげで
デレ顔も見せてくれたし、
この作品の中で今のところ、
一番救われたキャラだよな。
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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