柊小学校恋愛くらぶ 7巻

柊小学校恋愛くらぶ 7巻
あづまゆき
双葉社
雛子に運命の人が現れるのはいつになる?
大人になりたい女子小学生の、恋愛と性教育のお勉強物語、最終巻。
今巻は、男女ペアでデートシミュレーションをしてみるも、
両想いでない小学生なペアが上手くデートできるはずもなく、
トラブル乱発。
そりゃあ、自分の理想を相手に押し付けてばかりでは
大人カップルだって上手く行かないんだから、
小学生ではなおさら成功するはずないわな。
特に、恋に恋する雛子なんて
そりゃあひどいもの、
良い奴な織倉ですら引かせるとは。
もっとたいへんなことになってしまった赤瀬とゆなの事件も
収まるべきところに収まり、
怪しい行動をとりまくっていた蛍の真意も明かされて、
雛子の、恋愛に対する憧れは増すばかり、焦るばかり。
そんな女が社会人になるまで
10年以上何もないまま、っていう結末が待っているとは。
最後に良い話っぽいエピソードで締められてたけれど、
主人公だけ、本編では大した恋愛イベントがないまま終わってしまうとは、
何と不遇な。
でもまあ、こんな性格では仕方ないよね。
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