予告犯 2巻

予告犯 2 (ヤングジャンプコミックス)
予告犯 2巻
筒井哲也
集英社

「シンブンシ」を支持するもの、模倣するもの、裏切ろうとするもの。

ネット上で、悪さをしたものに対する制裁の犯行を予告、実行してきたことで、
次第にネットでの支持を広げるテロリスト、シンブンシ。
警察の追跡を巧みにかわしながら犯行を続けるシンブンシに対し
警察の対応が後手後手に回ってしまう展開は
つい最近、どこかで見たような。
ネットのマイナス面をリアルタイムで眺めてきたものには
いつこのようなことが起こってもおかしくないと
リアルを感じさせられる作品2巻目。

前半では、テロリスト対テロリストという、
これまでの個人攻撃とは異なる構図の犯行を実行するシンブンシ。
個人を対象にした攻撃だと、
義憤にかられて実際に行動を起こすところまで行くのは
よっぽどのアレな人のみであるため
犯行に賛否別れることになるのだけれど、
団体が組織的に意図的、計画的にコトを起こすとなると、
それに対する行動に対して
支持も集まりやすいし、
自分の信念を行動として起こし易いもの、
シンブンシの正体を知ってしまったネットカフェの店員が
彼らの為に自分を投げ出すのも納得してしまう。
後に続け、自分もやろう、という輩が登場するのも無理はない感じ。
これまでは、シンブンシの行為が恐ろしいものに感じられたのに
このエピソードに関しては爽快感の方が上回ったのも
そういう感覚が心の底にあるのかな。

後半では、犯行予告の内容が、
ついに、殺害予告に。
実際にやるのかはわからないけれど
実際にかつて一人殺している集団なだけに、
エスカレートする犯行予告内容に対し
仲間の中から脱落する者が出ることも無理からぬ事ではあるかな。
けれど、その、仲間を裏切ろうとするゲイツの
自己正当化しようとする思考、
だれでもやってしまうことではあるけれど、
それをこういう形で見せられると
とても醜く感じられてしまうな。
そんな、内紛的なものを抱えながら
それをどうこなしていくかが見もののテロリストと
相手の意図が読み切れないゆえ有効打を与えられずにもがく警察との戦い、
続きが楽しみでたまらない。

そんな、ギリギリした戦いを続ける
テロリストと警察の戦いの外で
頭悪い発信を続けるネットユーザーのひどさ加減、
日々目にするとはいえ、
やっぱりひどいなあ。
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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