私のおウチはHON屋さん 8巻

私のおウチはHON屋さん 8巻
横山知生
スクウェアエニックス
みゆのもとから母親がいなくなってしまった理由は、みゆが思いこんでいたものとは大きく違い。
嫌々ながらも自宅のHな本専門のお店の看板娘として働く小学生、みゆ。
そんな彼女の、口では嫌だと言いながら
エロ本ソムリエの才能を随所で発揮しちゃう姿がかわいいお話最終巻は、
いよいよ、本格的に
みゆが小さい頃に家を出て行ってしまった母親との再会エピソードから。
みゆの中で思っていた、母親が自分の元からいなくなった理由、
すなわち、この作品のストーリーの根幹が
おもいっきりひっくり返される展開にガツンとやられちゃって、
いったい今までのこのお話は何だったのか、というレベル。
やってくれるねえ。
でも、あれだけ恥ずかしい思いをしつつも務め上げてきた
自分の家のお手伝いを通して、
たくさんのエロ本に関わる大人たちと絆を深めてきたことが
一気に花開く展開は、なかなか素敵でハートフル。
ここだけ読むと、みゆたちはいったい何をやっているんだ状態の凄まじいエロ肯定っぷりでシュール過ぎるけど、
ここまで積み重ねてきたものがあるだけに、
温かい気持ちで読める展開なんだよね。
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